民主党比例区トップ当選 自治労組織局次長・相原久美子さん語る(でもOAは選挙後ね♪)



発言テーマ:年金問題自治労について

あの当時労働組合が職場の改善要求を出して何が悪いのよ!
50分やって10分休む、45分して15分休むといっても休んで皆寝ていた訳じゃないのよ!

言っとくけどこれ選挙終わってからしか放送しないでちょうだい!



年金問題民主党に投票された方、ご愁傷さまです…(;´Д`)




はい、この相原久美子さんは自治労の支援を受けて、比例区民主党のトップ当選を果たしました。自治労組織力恐るべしですねぇ…。

で、この相原久美子さんは「選挙後に報道すること」を条件に取材に応じた内容が大阪毎日放送MBS)の選挙速報番組で放映されました。


自治労と言えば、年金問題の隠れたA級戦犯戦犯だと思いますが、さてどういう取り上げ方だったのでしょうか。以下再現してみましょう。


■アナ
年金問題自治労の責任問題だという批判があるが?

相原久美子
※なぜかニコニコ笑いながら何がおかしいんだこのオバハン?
あの当時労働組合が職場の改善要求を出して何が悪いと!
50分やって10分休む、45分して15分休むといっても休んで皆寝ていた訳じゃない

■MC
一方、一般の組合員の中には公務員への風当たりが強くなっているのを感じている人がすくなくありません。

■アナ
年金の記録漏れは自治労のせいじゃないかという声もあるが?

自治労組合員のオッサンその1
それは違うでしょ。国民の不満を公務員バッシングに結び付けている

自治労組合員のオッサンその2
政府自体が公務員を潰しにかかっているというのをヒシヒシ感じてますね

■再び相原久美子
厳しい攻撃の中だというのはあるでしょうね。(意味不明)

■MC
強力な組織をバックに国会議員を送り込んできた自治労。今回の選挙でも結束を示すことができるんでしょうか。

※このMCの途中で相原久美子当確のテロップが流れる。(なんちゅうタイミングの良さ…)

スタジオドン引き…(出演者の桂ざこばもなるみも年金問題自民党が悪いと思い込んでいたフシがありあり)

にこにこ動画のアカウント持っている人は下記動画をみてね。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm725917



何なんだこのスタジオの微妙な空気は…(゚Д゚)
ホントに民主党自治労年金問題の元凶という図式が読めなかった人達の集まりのようですね。(マスコミの偏向報道が目立った今回の選挙では仕方ない面はありますが)

年金問題については、結局のところ社保庁という役所の役人どもの無茶苦茶な仕事っぷり(杜撰な管理)が諸悪の根源であり、自民党が責任を負わされるとしたら、政権与党として長らくそれを放置してきたことにあるわけです。

で、このA級戦犯・社保庁の中でもその労使関係は一般常識から相当かけ離れています。それを表している社保庁総務会長と自治労国費評議会事務局長とが取り交わした覚書や確認事項をご覧ください。(どうしても?な部分には赤字で私の突っ込みが入っています)


■昭和54年5月社保庁総務会長と自治労国費評議会事務局長との覚書

1.端末機操作は、専門職化せず、一般職員が行う

2.端末機の運用時間は、現行の勤務時間内とする

3.窓口装置を連続操作する場合の1連続作業時間は、50分以内とし操作時間50分ごとに、15分の操作しない時間を設ける(何じゃそら…)

4.窓口装置の1人1日の操作時間は、平均200分以内とし、最高300分以内とする

5.窓口装置の1人1日のキータッチは、平均5000タッチ以内とし最高
10000タッチ以内とする。また、各職員及び毎日の作業量はなるべく平均化するよう努めるものとする(このエントリー書くだけでウリは何タッチしてるんだ…)

6.端末機の操作にあたり、ノルマを課したり、実績表を作成したりはしない 

7.端末機の機種の変更、更新、その他必要な事項については、その都度、事前に協議を行う(しょうもない協議する前に与えられた機器で仕事しなさい!)



■昭和63年5月の確認事項

1.窓口装置を連続操作する場合の1連続操作時間は、45分以内とし操作時間45分ごとに、15分の操作しない時間を設ける(さらに緩くしてどうする…)

2.窓口装置の1人1日の操作時間は、180分以内とする
  ただし、法改正等業務の繁忙時においては、1日270分を限度とし、週平均1日180分を超えないこと



■平成8年6月の、窓口装置で使用するJIS配列キーボードを配布するにあたっての確認事項

1.現行の50音配列キーボードに加え取り替えが容易なJIS配列キーボードを配布する

2.キーボードの使用については、操作者の判断による選択とし、一方的に押しつけるものではない

3.職業病予防の観点から、45分操作15分休憩、1日あたりの総操作時間、キータッチ数の制限など、覚書を守れる職場体制を確保する(こんなユルユルの仕事で職業病が発生するのか?)

4.キーボードの変更によってもたらされる入力作業量などの点検や労務管理強化は行わない

5.この装置によって、入力業務の民間下請化を進めるものではないアウトソーシングしたらコスト1/20納期1/10くらいで間違いなくできるでしょうよ)

6.今後とも、オンライン関係についての国費協議会からの要求の実現にむけ、誠意をもって対処する(誠意って何かね by 菅原文太…)


■平成14年10月には、昼休みにおける窓口の対応に関する確認事項

1.昼休みにおける窓口対応は、地域住民のニーズ、地域の実情等を考慮し、職場で対応できる必要最小限の体制で行うものであること(客より自分らの昼メシが心配か?)

2.オンライン稼動時間の変更は、現行の勤務形態を変更するものではなく、勤務時間内で対応するものであること

3.休憩場所の確保など環境整備に配慮するとともに、行政の混乱を招くことのないように責任ある対応を図るものであること

4.問題が生じた場合は、別途協議するものであること


以上、阿比留瑠比さんのブログ「国を憂い、われとわが身を甘やかすの記」より部分引用させていただきました。http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/190143/



この覚書・確認事項は平成14年11月に破棄されたそうですが、どうですかこの異常な職場改善要求とそれに応える腰抜けっぷり…。こういう異常な労使関係があの杜撰な管理の大きな要因になっていると考えるのが妥当じゃないでしょうか。


先ほど申し上げたように、社保庁のデタラメを見逃してきた罪は自民党にもありますが、野党も等しくその責任は追及されてしかるべきです。その上に自治労を有力な支持組織として抱え込む民主党には自民党を厳しく追及する資格が本来ないはずだと思います。安部首相は社保庁というデタラメな役所を解体し、再出発すると言っていましたが、この選挙結果で改革は遠のいたと言わざるを得ません。


マスコミの多くは、年金問題について自治労の件はスルーしたうえで、現政権の責任問題だという偏向報道を繰り返した結果、誤った(偏った)イメージを植え付けることに成功しました。(もちろん有効な反撃や広報戦略を打ち出せなかった与党も情けないですが…)


こういう報道を選挙後に見せられて、民主党に投票した人の中にも後悔した人もいると思いますが、まさしく「後の祭り」です。




自治労社保庁自爆テロ成功で高笑いが聞こえてきそうで虚しさだけが残りました…。






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