韓国映画は死んでいなかった(チョン・ドヨン カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞)

で、チョン・ドヨンって誰?





映画『密陽』の主演女優チョン・ドヨンカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した。愛に目覚めたばかりの無邪気な田舍の少女から不倫に陥る人妻、エイズキャリアに至るまで縦横無尽に芝居の幅を広げたチョン・ドヨンが、ついに世界の頂点に立った。世界3大映画祭での主演女優賞受賞は、ベネチア映画祭のカン・スヨン以来20年ぶりだ。韓国映画と映画人の底力を今更ながら実感し、ワールドスター誕生に惜しみない拍手を送る。

一方で、10年間続いた「忠武路ルネサンス」が現在冷えきってしまった韓国映画界の切ない現実を思い起こさざるを得ない。今回のカンヌ映画祭のフィルム市場で韓国映画ブースは例年と違い、レンタル料も捻出しにくいほど閑古鳥が鳴いた。昨年封切られた韓国映画のうち利益を出した作品は10編中、2編だけだった。国外輸出はおととしに比べて68%減り、特に韓流熱風が下火になった日本地域への輸出は82%も急減した。今年に入って公開された韓国映画40編のうち、観客200万人を突破したのはたったの3編だ。どうしてチョン・ドヨンの快挙と落ちぶれた忠武路という対照的な風景が演出されたのか。

バブルが膨れあがったような高い費用をかけての製作慣行、いくつかの人気作品が劇場のスクリーンを独占する弊害、委縮した付加版権市場などが韓国映画の沈滞要因として挙げられる。しかしやはり企画力、創造力不足がいちばん大きいと我々は判断する。遠くに行くまでもなく若者たちの間で爆発的な人気を呼んでいる米国ドラマのしっかりしたストーリーを考えてみよ。これまで映画界は忠武路不敗神話に酔って安易な企画や大ざっぱな計算投資を主として来なかったのか。

『密陽』でチョン・ドヨンの相手役として熱演したソン・ガンホは、今回の受賞が「韓国映画が死んでいなかったというメッセージ」だと言った。共感する。全世界が認めた演技・演出力を今後は企画力が支えなければならない。アイディアとストーリーに投資しなければならない。これ以上スクリーンクオータ縮小をなげいている場合ではない。チョン・ドヨンの快挙が韓国映画の新たなる発展につながることに期待したい


ソース・中央日報
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=87877&servcode=100§code=110


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ほとんど韓国映画や韓国のTV番組を見ないので、この女優さんのこと全然知らなかったよ…


早速、調べてみたら


【プロフィール】]
生年月日: 1973年 2月 11日
身長: 165 Cm、45 Kg
血液型: O型
デビュー: 1990年 CM <ジョンソン&ジョンソン>
趣味: 音楽聞き取り, 映画感想
得意: 水上スキー, ポケッボル


ほう、なかなかキレイな女優さんですね。好みのタイプかも…(でも整形?ry)
主演女優賞を受賞ってことは、キレイなだけじゃなく演技力や存在感も充分に備わっている素晴らしい俳優であることは間違いないんでしょうね。


この記事を読む限り、受賞に対しては例によって「誇らしい=ホルホル」だが、手放しでホルホルする状況じゃないくらいに韓国映画が落ち込んでいることがよくわかる。


韓流熱風が下火になった日本…
日本の場合は、もともとマスコミが創り上げたブームだからねぇ。一部のマニア以外にとって、ハリウッド映画や最近元気な邦画より内容が優れていないとあえて韓国映画を観にいこうと思わないだろうからなぁ…



国内の映画産業の保護政策である「スクリーンクオータ制」は、日本では既に大昔に撤廃されているが、韓国ではアメリカの圧力により縮小されたというものの、まだ制度自体は残っている。これが完全に撤廃されたら、韓国国内の映画事情が大きく塗り変わり、今以上に苦境に立たされることは間違いないんだろう。


「今後は企画力が支えなければならない。アイディアとストーリーに投資しなければならない」というのは全く同感なのだが、実はこれこそが最大のウィークポイントなんでしょう。いいストーリーには「優れた小説や大衆の共感を呼ぶ文学」といったバックボーンが必要なんだと思うし、そういった点で韓国には「?」マークが点灯する。そして、何より安直に日本のパクリを繰り返すテレビ番組などを見てると「言うは易し、行なうは難し」なんだろうと要らぬ心配をしてしまう…





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