安倍vs朝日 首相秘書らが朝日を提訴 謝罪広告掲載など求める


首相は本気で怒ってるようです。


追い詰められた(@∀@) どうすんの!どうすんのよ!アカピー!





安倍晋三首相の公設秘書らは9日、長崎市長銃撃事件に関係があるかのような記事や広告を掲載され名誉を傷つけられたとして、「週刊朝日」の編集長や発行元の朝日新聞社と記者を相手取り、謝罪広告の掲載と総額5159万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。

訴状では「週刊朝日」の記事や朝日新聞に掲載された広告により「安倍事務所の秘書らが、銃撃事件の容疑者が所属する暴力団から脅されていたとの事実に反する印象を強く与え、原告の社会的評価を著しく低下させた」としている。

問題となったのは「週刊朝日」の5月4、11日合併号の記事と広告。首相は先月24日、「全くのでっち上げで捏造(ねつぞう)だ。いわば言論によるテロではないかと思う。これは報道ではなく政治運動ではないかとすら言いたくなる」と激しく批判していた

4月28日付の朝日新聞や「週刊朝日」5月18日号は「おわび」記事を掲載したが、訴状では「全く事実に反する誤った印象を再び強く読者に与え、原告の社会的評価を著しく低下させた」としている。



ソース・産経新聞
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070509/shs070509003.htm


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日本の週刊誌はウラを取らず書き殴った誹謗・中傷記事が多いから首相もイチイチ相手にしてられないんだろうが、今回は宿敵・朝日ということと内容があまりに酷い捏造だったために我慢ならなかったということなんでしょう。




この辺りのことは、産経新聞記者である阿比留瑠比さんのブログに詳しく紹介されているので、いくつかのエントリーを引用させていただきます。


以下、国を憂い、われとわが身を甘やかすの記-阿比留瑠比イザ!より引用


【その1】安倍首相の怒りのコメントと懲りない朝日新聞http://abirur.iza.ne.jp/blog/day/20070425/

(前段略)

※問題発覚後の安倍首相コメント全文

《Q:週刊朝日の記事で、長崎市の銃撃事件について、総理の元秘書と容疑者が所属する暴力団組織のトラブルをきっかけに警察庁暴力団組織の捜査を開始し、警察庁長崎県警に情報提供をしなかったため事件を未然に防げなかったのではないかという主旨の記事が載っているが受け止めを。

安倍氏:私はこの週刊朝日の広告を見まして愕然としました。まるで私や私の秘書が、あの卑劣な凶行を行った犯人、あるいはその彼が所属している暴力団と関係があるかのごとくの記事です。一切関係がありませんし、これは全くのでっち上げで、ねつ造ですね。私は驚きとともに憤りを感じています。全くこれは私や私の秘書に対する中傷でしかない記事です。私にも私の秘書にも家族や親族もいますし、その中には子供もいるわけです。この記事を書いた朝日の記者、あるいは朝日の皆さん、恥ずかしくないですかと、このように申し上げたい。いくら私が憎くて、私の内閣を倒そうということであったとしても、これはもう全く事実に基づいてないのであれば、これはいわば言論によるテロではないかと、このように思います。これは報道ではなくて、むしろ政治運動ではないかとすら申し上げたくなります。私や私の秘書が、犯人や暴力団の組織と関係があるのであれば、私は直ちに総理大臣を、衆議院議員もやめる考えです。そのことを、関係を証明できないのであれば、謝罪を、潔く謝罪をしてもらいたい。

 Q:法的措置を検討するか

安倍氏:これはもう、法的措置、私は週刊誌も読みませんし、相手にしない姿勢でありました。しかし、いくらなんでもあのような凶行をした犯人、あるいは凶行そのものと関係していると、こんなことを言われたら、これはやはりいくら何でも黙っているわけにはいかないと思います。》



一国の首相が、ここまで口を極めて日本の代表的な報道機関を批判したのは他に記憶にありません。私は単純にニュース価値だけを考えてもきちんと報道するべきだと思いますし、テレビカメラも入っていたのに、昨夜のニュース番組は取り上げるのに消極的だったようですね。また、首相が報道機関に対し、「倒閣運動をしている」と指摘することも極めて異例のできごとだと思うのですが、今朝の朝刊各紙を見ても、読売、日経両紙はミニ・ニュース扱いで、東京新聞にいたっては記事が見つけられませんでした。不思議です。


(後段略、引用ここまで)



首相メチャメチャ怒ってます!でも、阿比留瑠比さんが指摘しているように極めて異例なことにもかかわらず、なぜかニュースとしてあまり取り上げられませんでした。

私が想像するに、新聞社同士の連帯意識というかもたれあい意識みたいなものが邪魔をして、他社が攻撃されることに対して斬り込む勇気がないのではないかと推察します。でも、時の最高権力者であっても捏造報道で迷惑を被ることは許されるべきではなく、そういった報道姿勢に対しては自戒も込めて他社も報道すべきだと思いますが…





【その2】安倍事務所の朝日新聞社に対する提訴について
http://abirur.iza.ne.jp/blog/day/20070509/


本日、安倍首相の元秘書と現秘書が、週刊朝日の編集長や発行元の朝日新聞社に対し、損害賠償と謝罪広告掲載を求めて東京地裁に提訴しました。確か小渕元首相の時代も、首相秘書官が出版社を訴えましたし、森元首相のときも何かあったように記憶していますが、相手が新聞社というのは異例でしょうね。そこで本日は、訴状に書かれていることについて紹介します。

まず、訴状は、原告(元秘書)らが長崎市長銃撃事件を起こした「山口組水心会幹部から脅かされていた事実は全くない」と指摘しています。つまり、週刊朝日に掲載された記事を、その前提から否定しています。週刊朝日は、警察庁幹部がそうした内容を証言したと書いていますから、その証言自体がどうなの?、ということですね。関係者は、「冷静に考えて、どうして長崎ローカルの暴力団から秘書が脅かされるのか」と指摘しています。そりゃそうですね。

また訴状によると、安倍首相が訪米に出発した4月26日午前10時30分の直後に、週刊朝日の山口編集長から安倍氏に謝罪にうかがいたいとの申し入れがあったそうです。これに対し、安倍事務所側は、安倍氏が出発後で本人に伝えられないこと、25日付朝日朝刊の隅の小さな、週刊朝日の記事内容に何ら触れることのない記事をもって「謝罪」とする朝日側と会うことはできない旨伝えたとのことです。

さらに同日、山口編集長から「記事は安倍晋三首相と射殺犯の関係を報じたものではありませんが、一部広告であたかも直接関係があったかのように受け取られる不適切な表現がありました。安倍首相のご発言を聞いて、心の痛む思いです。重ねておわびします」などと書いた手紙が郵送されてきたとのことです。ただ、この手紙の中でも、一番傷ついた元秘書らへの謝罪は一切なかったといいます。

…こうして見ると、朝日サイドは、なんとかことを穏便に収めようとはしたものの、安倍首相に対して詫びるだけで、一番被害を蒙った元秘書(※4月25日の私のエントリ参照)については、眼中になかったようです。安倍氏が何に対して一番怒っているかは、ちょっと自社の元安倍番記者にでも聞けばわかることでしょうに。

朝日は安倍首相の激怒を受けて、紙面などでお詫び記事を掲載しましたが、それはあくまで広告の行き過ぎを謝罪するもので、記事自体の誤りは認めていなかったことが、今回の提訴に結びついたようです。


で、朝日側に求められた謝罪広告の文面は以下のようなものです。

《平成19年4月24日付朝日新聞朝刊に掲載された週刊朝日の新聞広告及び同誌記事において、安倍首相の元秘書が長崎市長射殺事件の容疑者が所属する暴力団から脅かされていたとの記事を掲載しましたが、そのような事実はまったくありませんでした。
なお、平成19年4月28日には朝日新聞朝刊社会面、毎日新聞朝刊社会面、岐阜新聞朝刊社会面及び中日新聞朝刊に「お詫び」と題する記事の中で「記事は、首相の元秘書が長崎市長射殺事件の容疑者の所属する暴力団の組織の幹部などから被害を受けていたとの証言などを伝えたものでした。」と記載しましたが、全く事実に反する記事でした。この記事を取り消させていただきます。
さらに週刊朝日(平成19年5月18日号)誌上でも「おわび」と題する記事を掲載し、あたかも安倍首相の元秘書がとの広告や記事を掲載しましたが、まったくそのような事実はありませんでした。この記事を取り消させていただきます。
安倍首相及び元秘書の方並びに関係者の方々には二度にわたり大変な迷惑をおかけしました。衷心より深くお詫び申し上げます。》

ちなみに、謝罪広告に使用する文字は1.表題及び作成名義人の記載は12ポイントのゴシック体2.本文は10ポイントの明朝体。大きさは社会面に2段・横5センチと指定してあります。果たしてこれを朝日側がのむでしょうか。あるいは争うのでしょうか。




(後段略、引用ここまで)



詫びに行くのを拒絶されたからしょうがなく謝罪文を送ってやがったのか…ハハハ



上記を見る限り、朝日にとって相当不利な状況だということがわかります。全面的に非を認めて、屈辱的とも思える謝罪広告を載せるのか、それとも裁判で闘うのか。もし裁判で闘うのであれば、この記事の根拠になった「警察庁幹部の証言」を明らかにできない限り負けは確実。「行くも地獄、退くも地獄」の二者択一を迫られているようなもんですね…(・∀・)



ネガティブな印象を与えるために週刊誌を使って捏造記事をブチ上げたのはいいが、無視してくれると思った相手が本気になって反論してきたので大慌てしてると…(カッコワリイが自業自得ですな)
NHK番組改編介入問題から安倍VS朝日という構図は続いていますが、今回の一件を見ると朝日は結局のところ安倍晋三という政治家のことをずーっと読み違えているということがわかりました。



(@∀@) 君へのショートお手紙

前略

いつも、ムカムカしながら記事を拝読させていただいてるよ。
最近、安倍首相サイドから訴えられちゃったんだってね…タイヘンだね。
でも、ウソばっか書いたり全然反省しない君のせいだから仕方ないよね。
裁判で長々と恥を晒すことはやめて、こうなりゃ全面降伏してさっさと謝罪文掲載した方が傷は浅く済むよ!
どうせ君のことだがらほとぼりが冷めたらまた懲りずに同じようなコトやっちゃうんだろうけど電波もほどほどにしないともっともっと部数が減っちゃうよ…


                     草々 熱心な読者ひろゆきより(・∀・) 





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