社民党阿部知子議員の壮絶な自爆に想う

最近、本来の特亜関連のニュースをほったらかして、国内の政治ネタのエントリーばかり書いているような気がしますが…書かずにはいられないんだよね。(・ω・)






相変わらず社民党阿部知子議員の阪神淡路大震災における自衛隊批判がネット上で鎮静化しません。このニュースは私自身も久々に気分が悪くなるほど頭に来たので、凝りもせずにまた書いてしまいます。



まず、割愛した阿部知子議員のウェブサイトにはこんなコトが書かれています。


※以下 衆議院議員 阿部知子のホームページより転載 


安倍晋三政権になってから「国を愛する」・国防の強化などの言葉が氾濫し、あたかも外敵から国民を守るために国家の力=軍隊が必要であるかのように宣伝されるが、実は「軍隊は国民を守らない」という事実は戦争を通して如実に示されてきた。軍隊はもちろんのこと警察も、戦闘のためあるいは犯罪に対しての対処を第一とするため、国民保護は二の次、三の次となる


(中略) ※この部分が今問題になってる(自衛隊の対応の遅れを批判した)記述です



最近は「自衛隊による国民保護」が強調されている。しかし、安倍首相の下で海外派遣を本来任務とするような防衛庁の省昇格が行われ、「軍事組織化」が進む中では、本当の意味での国民保護からますます縁遠くなるのではないか


それ故、住民・国民を守るためには、

第1は、まず国の役割としての平和外交、すなわちこれからも平和国家として歩むことを世界に意思として示すこと(戦争を引き起こさない)―憲法9条堅持

第2に、環境破壊の進む今日、津波地震などの予期せぬ大災害に対しても自治体主導のしっかりした防災の取り組み(その足らざる部分を県や国が支援)とネットワーク体制の確立。

第3に、人間関係が疎遠となる中で、地域での共生力を取り戻すこと

につきると思う。


(引用ここまで)http://www.abetomoko.jp/

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皆さん一読してどういう感想を持たれたでしょうか?

私は「こんな空疎な絵空事を本気で信じてるのかこの人達は?」と正直呆れました。



社民党は現在、村山政権時代の「自衛隊容認」から大きく方向転換し、自衛隊が「現状、明らかに違憲状態」であり、「縮小を図り」、「非武装の日本を目指す」としています。故に防衛省への移行や自衛隊の業務の拡大に対する危機感は相当に根強く、



「軍隊はもちろんのこと警察も、戦闘のためあるいは犯罪に対しての対処を第一とするため、国民保護は二の次、三の次となる」



妄想に近いような持論を展開しています。



続いて、自衛隊を縮小・非武装を目指したうえで、じゃあどうやって国民を守るのかという点については、



なぜか、最初に憲法9条の堅持を主張しています。前後の文脈から考えると震災等災害から国民を守るということがメインテーマだと思いますが、全く唐突に平和外交・憲法9条堅持で戦争を引き起こさないことが大事と説きます。


憲法9条堅持は社民党の唯一のお題目ですから別段何の驚きもありませんが、9条を堅持し非武装を実現すれば他の国が侵略してこないと本気で思っているのでしょうか?


核開発やミサイル実験を行っている独裁国家北朝鮮、猛烈な勢いで軍拡を行いアジアの盟主の座を目論む中国など厄介な周辺諸国との有事の可能性が全くないと言い切れるんでしょうか?


軍事的な役割を一切果たさずアメリカは日米同盟を堅持し、有事の際に我が国を助けてくれると思ってるんでしょうか?


疑問は尽きません…



2番目に自治体主導のしっかりした防災の取り組みとネットワーク体制の確立が大事だと説いておられます


何となくもっともらしいことを述べられていますが、「自治体主導の防災の取り組み」というのが抽象的でイマイチよくわかりません。前段で「軍隊や警察は国民保護は二の次、三の次となる」と主張されていることを考えると、消防組織等の活用を想定されているのかもしれませんね。しかし、阪神淡路大震災のような大災害で果たして自衛隊や警察組織が全面に立たずに充分な被災者の支援や復旧ができるのでしょうか?



3番目の人間関係が疎遠となる中で、地域での共生力を取り戻すこと

これも全く具体性がなく意味不明ですね…




全編を通して感じることは、自衛隊違憲=けしからん」という脳内公式というか結論が社民党のセンセイ方にあるために、主張に具体性がなく矛盾や疑問といった綻びが出てしまっているということです。そこに浮かび上がる姿は55年体制の「何でもハンターイ」の時代から全く成長していない(というか時代に取り残され後退している?)社民党の姿ではないかと私は想います。



最後に、阿部センセイへの反論ではありませんが以下の動画を紹介します



自衛隊 阪神淡路大震災復興支援 − チャンネル桜
http://www.youtube.com/watch?v=O5fpCvEZ01c


【概要】

阪神淡路大震災の復旧支援のために働いた自衛隊の方が一段落つき被災地を離れるときの模様です。



▲被災者の拍手に敬礼する自衛隊隊員



▲被災者と涙を流し別れの抱擁をする自衛隊隊員



▲「自衛隊さんありがとう」の横断幕で見送る被災者


この動画を見て、私は不覚にも目頭が熱くなった…・゜・(PД`q。)・゜。



改めて、当時被災者にとって自衛隊はいかに頼もしい存在だったのか、いかに自衛隊の皆さんが一生懸命に復興支援の任務を行ったのか、この動画には表れているような気がします。



阿部センセイをはじめ自衛隊を目の仇のように位置づけている皆さんはこの動画を見てどういうご感想を持たれるのでしょうか?





イデオロギーや政治的信念の前では上記の動画を見ても心が揺れないのであればとても悲しいことだと思いますが…






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