中国のカレーショップで「サービス精神」に接する



ふむふむ


そりゃ希少種の中国人もいるじゃろ





中国情報局版「真真の中国滞在記」第10回−真真(ペンネーム) 

日本人の口からよく聞く中国人の悪口のひとつに、「目先の利益だけを考え、努力をしない」というものがあります。確かに飲食店などでは、不衛生で美味しくない、リピーターを増やすにはどうしたらいいかなど、考えたことがないんだろうというお店が多くあります。

私は最近、現地採用で職に就きました。その業務で、やっとの思いで取れた最初の契約は、中国人経営のカレー屋さんです。どうせ周りの店と同じように、適当に経営してすぐに潰れるんだろう……と思っていました。オーナーは、私が打ち合わせに行くたびにカレーをごちそうしてくれます。そのたびに真っ直ぐな目でこう聞きます。

「ボクのカレーは、どこが悪いですか?」

私も率直に言います。
「ジャガイモ、小さすぎます。サラダのキュウリが大きすぎ乱暴に見えます」。

次に行く時、私は毎回驚かされます。彼は私の指摘した点を試行錯誤して改良、そして私が気が付かなかったような点までも改良し、前回よりも格段に美味しくなっているんです。

昨日はついに、店の接客サービスなどについて意見を求められました。じゃぁ、率直に言わせて貰いますと、感じることを全て言います。

スプーンとフォークは見た目綺麗に、揃えて出す。
従業員、怒った顔で働かないで
お金は両手で受け取って。お釣りは投げない
「お待たせしました」って言ってください などなど……

日本人にとっては当たり前のサービスも、この国では当たり前ではありません。お客様のことを考えて……という姿勢は、余程のお店でない限り存在しません。
あまりにも細かいことまで言い過ぎ、契約を破棄されるんじゃないかと「はっ」とした時、彼は深々と私に頭を下げます。

「今までボクが気が付かなかったこと、いっぱい教えてくれてありがとうございましたっ!!」

ビックリした。自分の悪いところを指摘され、さぞ気分も悪いだろうに、そこに感謝して頭を下げれる中国人がいるとは……。日本人でも、なかなか出来る人はいないと思うのに、彼はどうしてそれが出来る人なんだろう。

いつも行く度にカレーが美味しくなっている。そんな彼だから、次に行くときはきっと、スプーンとフォークが綺麗に並べられたりするんだろう。私にとって一番最初のお客様。お店が上手く行くようにという思いが、いっぱいあるんです。


(ソース・サーチナ中国情報局)http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0902&f=column_0902_006.shtml



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私も数年前に上海に行って、それなりに評価の高いとされる料理店で食事をしたとき
同じようなサービスに対する感覚の違い(レベルの違い)を経験したことがある。

オーダーしたのはコース料理だったが、日本の常識では「前菜」「スープ」「魚料理」「肉料理」
「麺類」「デザート」というように順番にお客さんの食事のペースを見計らいながら料理を出す
のが普通だと思いますが、まだ全然食ってないのにガンガン料理
を持って来られてビックリした
ことがあります。

それも「お前何かイヤなことでもあんのかよ!」と思う
ぐらい憤然とした顔のウェートレス…


まるで、「さっさと食ってさっさと帰れ日本人!」という態度で、
楽しいはずの食事が不愉快なものになりました。


日本人の求めるサービスのレベルが高すぎることもあるとは思いますが、こりゃダメだという認識を
強く持ったもんね。


まだまだ、上記のカレー屋さんみたいな店は少数だと思いますが、徐々に変わってきてるのかな。


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