内藤VS亀田戦を見て思ったこと



特亜とまったく関係ないネタで恐縮だが、ボクシングファンの端くれとして書かずにはいられない。


亀田大毅予想以上の弱さにビックリ。結局無謀なマッチメークだったんでしょう(´Д`)ハァ…





【反則技連発!大毅が世界戦汚した】

亀田3兄弟の次兄・大毅(18=協栄)が前代未聞の反則劇の末に初黒星を喫した。11日、東京・有明コロシアムで行われたWBC世界フライ級王者・内藤大助(33=宮田)への世界初挑戦で、敗色濃厚の終盤に相手を抱えて投げるなどのレスリング行為を連発。最終回は減点3を受ける醜態をさらし、大差で判定負けした。日本人選手との初対戦で経験不足を露呈するとともに、数々の日本人名王者を生んできたフライ級の世界戦史上に汚点を残した。

もはやボクシングではなかった。KO以外、逆転がなかった最終12回。大毅は序盤から高く上げた両ガードを解き、打ち合いに出たが、全く当たらない。いら立ち、内藤にタックルを見舞って押し倒すと、右のパンチを王者の頭部に見舞った。減点1が科せられると逆上し、今度は内藤の左脇に頭を入れ、プロレスのスープレックスのように持ち上げて投げた。レフェリーは「故意」と判断して減点2を追加。本能を封じ、拳ひとつで優劣を競うボクシングの美学はもろくも崩壊した。

ヘッドロックサミング(目つぶし)、すくい投げにもろ手刈りとプロレス技のオンパレード。試合中に内藤を12回も押し倒した。日本ボクシングコミッションJBC)の安河内剛事務局長が「1回に減点3?記憶にない」と指摘したほどの暴走。試合後、ボディーガードに囲まれた大毅は控室へ直行し、10分ほど引きこもった後に姿を見せたが、取材を拒否して会場を去った。「負けたら切腹と言っていたが?」と試合前の公約について問われると、長兄・興毅が質問者を無言でギロリとにらんだ。観客から発せられた「大毅、腹を切れ」のヤジにも腕組みしたまま。陣営は一言も発せず、父・史郎トレーナーが関係者を通じて「この悔しさをバネに頑張るしかない。大毅は一からの出直しや」とコメントを残しただけだった。

3兄弟の中でボクシングに懸ける思いが一番乏しく、史郎トレーナーに怒られ、泣きながら練習してきた。「ボクシングは仕事。楽しくなんかない」と言いながら、兄に続いてつかんだ世界のチャンス。ガードを固めては接近し、左フックを振るったが、単調で勝ち目はなかった。初の日本人対決で、日本史上最年少世界王者の記録がかかった注目の一戦。しかも、白井義男ファイティング原田ら数々の日本人王者を生んできた伝統のフライ級の世界戦で、醜態をさらしてしまった。

亀田家2本目の世界ベルトの夢は、もろくも砕け散った。協栄ジムの金平会長は「内藤と12回戦える18歳は日本中を探してもいない」とかばったが、プロ11戦目の初黒星はあまりにも問題を残した。今後の去就は不明だが、もしボクシングを続けるのなら、リング内で自らの拳を使って汚名を返上するしかない。

ソース・スポニチ Sponichi Annex
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2007/10/12/01.html

_________________________________________________


昨夜はプライベートで飲みに行ってしまったので、帰ってから録画しておいた試合をゆっくり見た。

ひとことで言ってしまえば「凡戦」…とても世界戦のレベルではないお粗末な試合だった。

試合を見ながら、あまりの実力の違いに途中まで笑いがこみ上げてしょうがなかったが、最終ラウンドの反則連発に至ってはもう亀田が憐れに思えて仕方なかった。


それにしても、亀田次男弱すぎる…手数は少ないし、スピードもない。亀ガードで接近して単発のフック振り回すだけで勝てるワケがないのである。1R終了時点で勝敗の行方は誰の目にも明らかだったのではないか。内藤選手も正直レベルの高い世界チャンピオンではないと思うが、スピード・テクニック・パンチのバリエーションどれをとっても挑戦者を凌駕しており、ハッキリ言ってしまえば無謀なマッチメークだったと思う。日本中の注目を集めたカードがこの凡戦では日本のボクシング界にとっても決していいことではなかったのではないか。(ボクシングという素晴らしいスポーツがあんまり興味のない人に色物のように思われたとしたら残念でたまらない)


私は亀田一家の傍若無人な振る舞いが大嫌いだ。(あんまり好きな人もいないだろうが…)

ボクシングはときに「命のやりとり」につながる危険なスポーツである。当然、相手を「殺すつもり」の気魄を持って戦わなければならないこともあるだろう。しかし、だからこそスポーツマンとして最低限「命を賭けて戦う者同士」お互いをリスペクトすることが必要なのだと思う。

戦前に相手をゴキブリ呼ばわりしたり、負けたら切腹するなどの挑発行為は見ていて気持ちのいいものではないが、試合を盛り上げるためや心理戦の一つとしてボクシングの世界ではたまにあることであり仕方ない面もある。

何より許せなかったのが、試合後の亀田陣営の態度である。お互いの健闘を讃えることもなく判定結果を聞いたら無言で退場、あとは取材拒否…正直この親子は救いようがないと思った。

古い話で恐縮だが、同じように日本人同士が戦い世間の注目を集めた薬師寺VS辰吉の統一戦(辰吉が暫定王者薬師寺が正規王者)のことを振り返ると亀田一家のチ●カスぶりがよくわかる。

この試合は、辰吉のボクサーとしてのカリスマ性に期待するファンが多く、戦前はどちらかというと辰吉有利の下馬評だった。また、辰吉が散々薬師寺を挑発したため一種異様な盛り上がりの中試合開始のゴングを迎えたが試合内容は壮絶な打撃戦が展開された稀に見る好ファイトであった。

そして、薬師寺が判定勝ちを収めるワケだが、試合内容の素晴らしさと戦前のいきさつを忘れ、お互いの健闘を讃えあう姿に両者のファンも素直に感動し拍手したのである。

それに比べたら、あのアホ一家の態度は何や!?別に「約束どおり切腹せい!」と言うつもりはないが、ボクシングでは勝てないイライラから反則は連発するわ、素直に負けを認めることなくさっさと帰るわ…ボクサーとして指導者として失格と言われても仕方がない。


それからどうしても触れておかないといけないのは、TBSや協栄ジムなど亀田一家を利用して商売にしている連中が最悪だということである。(この一家以上に腹が立つ)


弱い海外選手(いわゆる「かませ犬」)を連れてきて有望な選手に勝たせて自信をつけさせることはこの世界ではよくあることである。しかし、世界タイトルマッチを戦うためには、それなりの相手と戦い内容のある勝利を上げなければたどり着けないもののハズなのだ。この次男のように実力が全く伴っていないにもかかわらず政治力でランキング入りをして話題優先・視聴率重視で強引に世界戦を組むからこういう凡戦になってしまうのだ。


試合前の煽り気味のVTR紹介、しょうもない亀田のリングインパフォーマンス、高橋ジョージの音外れの君が代独唱、亀田陣営に極端に肩入れしていた実況…コイツらの演出が最低最悪であったことも指摘しておく。


直前に、WOWWOWエキサイトマッチマニー・パッキャオVSマルコ・アントニオ・バレラスーパーファイト見た直後にこの試合を見たので「低級な見世物」に見えて仕方がなかった…


亀田大毅はまだ若く、再起すれば再び世界に挑戦できるボクサーに成長する可能性は十分あると思う。しかし、オヤジや取り巻き連中がこの敗戦結果となぜこれほどまでにバッシングされているのかを襟を正して反省しない限り、世界のベルトを巻く機会は永久に訪れることはないだろう。






クリックして応援してね♪ 人気blogランキングへ