「君が代」処分 〜学校の未来が憂慮される


また キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 神奈川新聞の電波社説





入学式、卒業式での君が代斉唱の強制をめぐって思想良心の自由が問われ続けている。都教委は先月、卒業式で校長の職務命令に従わず、君が代斉唱時に起立しなかったなどとして、教職員三十五人に停職、減給、戒告の懲戒処分を行った。一人は停職六月もの重い処分で、今後、現職教職員が免職される可能性も否定できない。日の丸・君が代をめぐり、都教委から懲戒処分を受けた教職員は延べ三百八十一人に達した。異常な状況といわざるを得ない。

この問題をめぐっては二つの重要な判決が下されている。一つは昨年九月の東京地裁判決。懲戒処分をしてまで国歌斉唱などをさせるのは、思想良心の自由を侵害する行き過ぎた措置だとし、都教育長の通達や各校長の職務命令を違法と認定した。都教委を真正面から断罪した判決である。

一方、今年二月の最高裁判決では、入学式での君が代のピアノ伴奏について「特定の思想を持つことの強制や禁止ではなく、告白の強要でもない」として、音楽教諭に対する校長の職務命令を合憲とした。ただし同判決はピアノ伴奏についての判断であり、斉唱時の不起立などへの判断は今後の問題ともいえる。また藤田宙靖裁判官が「君が代の評価は国民の中で大きく分かれている。斉唱強制は信念への直接的抑圧」と反対意見を述べたことも注目された

このような微妙な判例状況の中で、都教委が強硬な態度を取り続けていることには驚かされる。教育現場ならば人権侵害の疑いが持たれるような行為を厳に避けるのが、あるべき姿ではないか。今回の被処分者の一人は、都教委が目指す教育について「都教委のイデオロギーを一方的に注入する、調教・洗脳行為」と評した。教育現場から少数派の教職員を排除した先に何が起こるのだろうか。

日弁連は二月に意見書を発表し「公立学校の現場においては教育上の指導の域を超え、不利益処分をもって国旗・国歌を強制していると評価し得る状況がみられる」と強い危機感を表明。各都道府県と市区町村教育委員会に対し、国歌斉唱などの強制や、不起立などを理由とする不利益処分を行わないよう求めた。重い指摘である。

神奈川では君が代斉唱時の不起立などを理由にした教職員の処分は行われていない。しかし、県教委は各学校長に不起立の教職員の氏名報告を求めるなどしており、今後の動向が懸念される。

日の丸・君が代は、国旗・国歌として多くの国民に受け入れられている。しかし、過去の戦争との関係などを理由に強く反対している人々がいるのも事実だ。そのような少数派の人々の人権を尊重してこそ、自由な民主主義社会である。学校は価値観の異なる人々が互いを尊重し、協力し合う態度を学ぶ場に戻るべきである。


ソース・神奈川新聞
http://www.kanaloco.jp/editorial/entry/entryxiiapr4/


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この社説はかなりキテるな〜


記事にもあるように2月の最高裁判決で校長の職務命令は合憲との司法判断が下されたにもかかわらず、わざわざ一部裁判官の反対意見や反日大好き日弁連の主張を取り上げるなどして教育現場での「日の丸・君が代」強制がさもまだ問題が多いような考えに読者をリードしようという魂胆が丸見えですな。


日の丸・君が代は、国旗・国歌として多くの国民に受け入れられている」という事実は言い訳のように指摘してるので、余計にムリヤリ感を覚えてしまう。




話は全然違うが、今日たまたまメジャーリーグの試合(ヤンキースオリオールズ)を見た。

試合前のセレモニーでアメリカ国歌が流れる中、松井やポサダ(プエルトリコ出身)などアメリカ人以外の選手も帽子を脱ぎ、星条旗に向かって敬意を払っていた。そんな状況で松井選手が「アメリカの原爆投下は非人道的であり私達日本人が星条旗に敬意を払うことは精神的に苦痛だ。これは人権問題だ!」と主張するか?

アメリカという国に住みプロとして野球が出来ること、アメリカの球団やファンや関係者に敬意を払うことの当然の行為としてこういうセレモニーでもアメリカ人選手以外も同じような行動をとるワケだよね。


「こういう当たり前のことが、当たり前にできない国っていったい何なんだろう?」と今日改めて思った。





神奈川新聞は「日の丸・君が代は、国旗・国歌として多くの国民に受け入れられている」が「日の丸・君が代反対」の少数派の「人権」に配慮せよという…


そもそも、こんなの人権問題なのか?


いくら「思想良心の自由」を振りかざしたところで、メジャーリーグの試合前のセレモニーで私が感じたように、「国歌や国旗に敬意を払うことは当たり前なんじゃねぇの?」という考えが主流であり、声高にいくら叫んでみたところで無理があるように思う。




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