6カ国協議妥結 対北支援は韓国・米国・中国・ロシアの4カ国が均等分担


緊急エネルギー支援には我が国は参加しない

            …あたりまえ!!




以下外務省WEBサイトより
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/6kaigo/6kaigo5_3g.html


第5回六者会合第3セッションの概要(速報)


2月8日から開催されていた六者会合は、本日、成果文書として「共同声明の実施のための初期段階の措置」を採択し閉幕。この成果文書の概要は、以下のとおり。


1.60日以内に実施する「初期段階の措置」

(1)北朝鮮

1)寧辺の核施設(再処理施設を含む。)を、最終的に放棄することを目的として活動停止(shut down)及び封印(seal)する。

2)すべての必要な監視及び検証を行うために、IAEA要員の復帰を求める。

3)すべての核計画(抽出プルトニウムを含む。)の一覧表について、五者と協議する。


(2)経済・エネルギー支援

 重油5万トンに相当する緊急エネルギー支援を開始する。(注:米中韓露が実施。拉致問題を含む日朝関係の現状を踏まえ、我が国は参加せず。)

(3)日朝

 日朝平壌宣言に従って、不幸な過去を清算し懸案事項を解決することを基礎として、国交を正常化するための協議を開始する。(「懸案事項」には、拉致も含まれる。)

(4)米朝

 完全な外交関係を目指すための協議を開始する。(テロ支援国家指定を解除する作業開始)。


2.作業部会の設置
 初期段階の措置の実施及び六者会合共同声明の完全な実施のため、共同声明の要素に対応する次の作業部会を設置し、30日以内に会合を開催する。

1)朝鮮半島の非核化  (議長:中国)
2)米朝国交正常化  (議長:米国・北朝鮮
3)日朝国交正常化  (議長:日本・北朝鮮
4)経済及びエネルギー協力  (議長:韓国)
5)北東アジアの平和及び安全のメカニズム  (議長:ロシア)

3.初期段階の次の段階における措置
(1)北朝鮮

 すべての核計画の完全な申告の提出及びすべての既存の核施設の無能力化等を行う。

(2)エネルギー支援

 重油95万トンに相当する規模(上記1.(2)の5万トンと合わせ、合計100万トン。)を限度とする経済、エネルギー及び人道支援を供与する。(注:米中韓露が実施。拉致問題を含む日朝関係に進展が見られるまで、我が国は参加しないことにつき、関係国は了解。)

4.六者閣僚会議
 「初期段階の措置」が実施された後、六者閣僚会議(外相を想定。)を開催する。

5.次回六者会合
 第6回六者会合は、3月19日に開催。

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北朝鮮の法外な要求→妥協というお得意の小汚い戦術で予想以上に時間がかかりましたが、何とか妥結しました

中身を見てみると、過去(94年)に支援を受けながら核開発をこっそり継続していたという北朝鮮の前科を踏まえた段階的なエネルギー支援という形で決着しました。

いくら段階的な支援を行っても、一度ならずも2度も果実を得た北朝鮮は、またぞろ核をカードに恫喝を行う可能性は極めて高くまったく信用できないと思いますが…(・ω・)


我が国が直接的な緊急支援については参加せず、調査等の側面強力にとどめるということのようですが、まあ仕方ないかと思います。(ホントは一切協力してもらいたくないが…)


緊急支援はいいにしても、核施設の無力化が図られた際の追加エネルギー支援(重油95万トン)については、他の関係国(特に中露韓)から「日本も金だせよ( ゚Д゚)ゴルァ!!」というプレッシャーがかかってくるでしょうな。

そういう場合は、「知るか( ゚Д゚)ゴルァ!!」というスタンスで上記妥結内容のとおり「拉致問題を含む日朝関係に進展が見られない場合は、我が国は参加しない」と原則を押し通してもらいたいですね。



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