「日の丸」デザインに緊張感 コムデギャルソンの挑戦(朝日新聞)


コムデギャルソン(川久保玲)が日本の国旗をモチーフにした新作を発表し、少なからぬ反響を巻き起こした。大きな反発や非難はなかったが、会場で感じられた戸惑いやあいまいさに、日の丸や日本への視線が透けて見えた



朝日のフィルターを通すと何でも透けて見えるんだろ…

日の丸は美しいか? 10月に開かれた07年春夏パリ・コレクションで、コムデギャルソン(川久保玲)が日本の国旗をモチーフにした新作を発表し、少なからぬ反響を巻き起こした。大きな反発や非難はなかったが、会場で感じられた戸惑いやあいまいさに、日の丸や日本への視線が透けて見えた。

コムデギャルソンのショーでは、赤い太陽がほぼすべての服に登場した。Tシャツにプリントされ、続いてジャケットやスカートの大きな模様になり、「白地に赤」は抽象的なストライプとしても使われた。

デザインの主題は紛れもなく「日の丸」だった。ショーの音楽や演出はことさら日本を強調するものではなかったが、観客席には互いの反応を探り合うような、緊張感が走った

ショー後の舞台裏で、川久保氏は「主題はキュービスム」、日の丸は「究極のシンプルな美しいデザインなので」と語った。服の形と日の丸を解体して新たに構成したとの趣旨だった。

しかし解体・再構築についていえば、川久保氏は従来もっと冒険的で精巧に積み重ねてきた。立体を平面上で表現するキュービスムも、もともと立体である服にはあまりそぐわない。

言外に意図したのは、日の丸イメージの再構築だったのではないか。日の丸を抱いた服は、赤と白、強さとフェミニンなしなやかさ、攻撃性ともろさ、といった対比に富んでいた。

海外のメディアでは、フィガロ紙は「日本はキレる? 伝統に亀裂が? 川久保はそう言っているように見える」。スタイル・ドット・コムは安倍晋三が新首相に選ばれ日本が微妙な転換期にある今、あの赤い丸に注目せざるを得ない」として、「彼女は自身が思う純粋な日本の美をあえて表明した」と評した

だが、こうした明快な言い方は例外的。ヘラルド・トリビューンの「川久保の反逆的な直感」など、日の丸については踏み込みを避けた論評が多かった。

中国や韓国の観客は会場にほとんどいなかった。ベトナム人デザイナーは「彼らが冷静に受け止めるかどうか疑問だね」と語った。
川久保氏にも日の丸使用へのためらいはあったという。造形としての美しさに「送り手も受け手も素直になれない」、すっきりとしない、あいまいな状況へのいら立ちを、帰国後、示した。そして「国にも何とかしてもらわないと」と。

ショーでは、出来損ないの日本髪のようなヘアや下手な白塗りメークなど、近代日本の西欧化のちぐはぐさを揶揄(やゆ)するような毒もはらんでいた。だが、服全体は極めて美しかった。

「色々ありましたけれども……」。今回の新作は、批評性を保ちつつも日の丸に象徴された近・現代日本を何とか引き受けようとする試みだったようだ。

この姿勢は、日の丸や日本の美しさを安易に語ることへの警鐘でもある。しかし最も挑戦したかったのは、批判も肯定もしにくい状況だったように思える。

ソース・asahi.com
http://www.asahi.com/culture/fashion/TKY200611140242.html


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普通に日の丸は意匠として超シンプルで格好いいと思うし、それを日本人デザイナーがイメージして服を作って何が問題あるのか全くわからない。(別に外国人デザイナーがモチーフにしても全然問題ないけどね)

わざわざ「中国や韓国の観客は会場にほとんどいなかった」と注釈入れたり、「日の丸や日本の美しさを安易に語ることへの警鐘でもある」と勝手な解釈を入れる必要があるのか?

ファッションに特定のイデオロギー持ち込むなんざ流石に朝日!いい感じで狂っとる!




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