筆写、手帳、CD、酒…… 憲法「体感」グッズ続々


憲法9条を写経のようになぞり書きする「平和写九(しゃきゅう)」

京都弁護士会などが企画した日本酒「憲法と人権」など続々登場


何かキモイ…




日本国憲法」の周りが騒がしい。安倍首相は、海外メディアとのインタビューで戦争放棄を定めた9条などが時代にそぐわないと任期中の改憲に意欲を見せる一方、平和憲法を守ろうとする「九条の会」の動きも全国で活発だ。そんなご時世に、9条の筆写用和紙、ポケット大の憲法手帳、全文朗読CDなど、憲法を「体感」するためのグッズが人気を集めている。改憲、護憲を問う前に憲法をしっかりと知らねば、という思いがあるようだ。3日に憲法公布から60年を迎える。
9条なぞり書き用和紙、憲法手帳、朗読CD。いろんな方法で憲法を知ることができる

静座し、深呼吸し、ゆっくりと墨をする。合掌した後、毛筆を取り、和紙にうっすらと浮かぶ文字をなぞる。《日本国民は、正義と秩序を基調とする……》

憲法9条を写経のようになぞり書きする「平和写九(しゃきゅう)」。発案したのは熊本市の主婦円藤純子さん(61)。04年12月に知り合いに誘われて寺で座禅と写経を体験した。背筋を伸ばして筆を取ると、不思議と心が落ちついた。「これを9条でやってみよう」とひらめいた。

知人の印刷店に頼み、和紙に薄く9条の条文を刷り込んだ写九用紙を5000枚つくった。費用には還暦の祝い金をあてた。雑誌での紹介や口コミで広がり、これまで約3千枚を希望者に配った。9条改訂の動きを心配している円藤さんは「9条を守りたいのでなく、世界の常識にしたい」という。

円藤さんの取り組みを知った神戸市の寺職員宮本加光さん(59)は、用紙を円藤さんから取り寄せ、2枚のセットを150円(郵送の場合は290円)で配っている。問い合わせは宮本さん(090・8754・5574)。


出版社「オフィスワイワイ蜜書房」(本社・東京)は8月末、パスポート大の「日本国憲法」を刊行した。肌身離さず持ち歩いて憲法を意識し、現実の事象と照らし合わせてほしいという狙いだ

憲法前文と103の条文すべての漢字にふりがなをつけた。72ページで重さ36グラム。手にした人たちからは「憲法ってもっと分厚いと思っていた」という声も寄せられた。

改憲であれ護憲であれ、憲法をきちんと読み直すことが必要」と山口良臣・同社代表はいう。

山口さんは同書の製作作業をするうちに、憲法をすべて暗記したという。「押しつけ憲法という批判もあるが、前文などは決して翻訳調ではなく、日本語として格調高いと感じた」と話す。

税込みで1冊で500円。初版は3000部刷ったが、今月中旬までに第2刷を出す。問い合わせは同社(03・3722・5500)。


音からのアプローチもある。CD製作販売会社「フォンテック」(本社・東京)は10月、朗読CD「日本国憲法―全文」(税込み・1365円)を発売した。

最初の発売は93年5月。法律家を目指す人らが学習用に購入するケースもあったが、俳優の佐藤慶さんの朗読に「ドラマを聴いているみたい」「予想外に熱い。戦後日本の意気込みを感じた」と一般の人々にも好評だった。すでに品切れ状態だったが、CDショップなどに再発売を望む声が絶えず、復活させた。

     
杯を酌み交わしながら憲法について語り合いたいという人には、京都弁護士会などが企画した日本酒「憲法と人権」がある。昨年12月、京都の酒造会社に製造・販売を依頼し、「吟醸あらばしり」と「しぼりたて」の2種類、計2000本を出し、完売。来月にも06年版として大吟醸を加えた3種を発売する予定だ。



ソース・朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/1101/OSK200611010036.html




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「9条を守りたいのでなく、世界の常識にしたい」by円藤純子さん(61)

スゴイ脳内お花畑っぷりで感動すら覚えてしまう。


なんかこんなグッズ並べれば並べるほどインチキ宗教の霊感商法みたいないかがわしさを感じてしまう。


それをうれしそうに紹介してる朝日もかなりキモイ…





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