アメリカ「核物質輸出するなら地球上から消える覚悟を」


「地球上から消える覚悟を」強烈な発言だなこりゃ…






米国務部のジェームズ・ケリー前次官補(アジア・太平洋問題担当)は、今月20日(現地時間)に行われた本紙とのインタビューに対し、「韓米両国は北朝鮮の核問題を外交的に解決する必要があり、北朝鮮が核物質を輸出しようとした場合、北朝鮮は地球上から消えるくらいの覚悟をしなければならない」と語った。ケリー氏は「ブッシュ大統領が言及した“重大な結果”とは、まさにこういう意味だ」と強調した。ケリー氏は2002年、米国の高官としては最後に平壌を訪問し、北朝鮮側からウラン濃縮計画についての報告を受けた人物だ。

ケリー氏は大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)について、「韓国の敏感な立場を十分理解するが、PSIによって全世界的な(大量破壊兵器の)違法取引は大きく減少した。米国は韓国がPSIに対し、自主的かつ内部的に立場を整理するのを待つべきだ」と述べた。PSIとは、北朝鮮のような国が核物質などを国外に輸出するのを未然に食い止めるため、船舶への臨検などを行うことをいう。

ケリー氏はまた、北朝鮮金正日キム・ジョンイル)総書記が、中国の特使として訪朝した唐家セン国務委員に対して「再度の核実験は行わない」と発言したことについて、「唐氏が金氏からそのような発言を聞いたのであれば、発言があったことは事実だろう」と述べる一方で「しかし問題は、金氏に本当にそのような意図があったのかということだ。その点については時間をかけて考察しなければならない」と懐疑的な反応も見せた。

また、ケリー氏は米朝両国の交渉について、「悪魔とも対話する必要性はあるが、韓国は米国が北朝鮮との2国間の交渉を避けている理由を理解するべきだ」と強調した北朝鮮は米国と交渉するたびに譲歩を求め、米国が要求を聞き入れると、今度は別の問題に言いがかりをつけ、譲歩を要求してくるという。「それを繰り返していてはキリがない」とケリー氏は言う。

金剛山観光事業や開城工業団地の事業が中止される可能性についての質問に対し、ケリー氏は「韓国政府に注文しなければならないことは、今からでも北朝鮮に対する政策については、ある程度ギブ・アンド・テイクで進めなければならないということだ。そうすれば、韓国の一方的な支援によって北朝鮮核兵器を開発したという国際社会の批判をかわすことができる」と述べた。

ケリー氏はまた、北朝鮮が米国に安全保障を要求していることについて、「米国は既に数回にわたって(北朝鮮に対する)安全保障を約束している。ブッシュ大統領北朝鮮に対する武力攻撃をしないということを数回にわたって表明している。これ以上どうしろというのか」と問い返した。安全保障の要求は口実に過ぎないというわけだ。ケリー氏は「北朝鮮の指導部はむしろ、徹底的に統制された全体主義国家から、国民が食糧を求めて中国へ出入りしていることに対して、安全保障上の不安を感じている」とも述べ、「中国が今回の核実験を受けての制裁措置として国境を閉鎖すれば、北朝鮮の政権はむしろ快さいを叫ぶだろう」との見方を示した。

最後にケリー氏は「北朝鮮が自ら軍事優先主義に基づく政策を放棄しない限り、核の放棄は事実上困難だと思う」とも述べた。


ソース・朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/24/20061024000031.html



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今回の核実験問題をはじめとする朝鮮半島情勢に対するアメリカの懐疑的な見方と苛立ちがよくわかるインタビューですな。


北だけじゃなく韓国に対するプレッシャーがだんだん強まってまいりましたー。


さぁこのプレッシャーにどこまで耐えられるかな大酋長政権は…





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