有事には米軍頼みの「反米主義」とは(朝鮮日報)

韓国政府の指導者は、反米主義者であると同時に、米国の慈愛を信じて疑わないという、世にもまれな思想の持ち主のようだ。





【社説】有事には米軍頼みの「反米主義」とは

 バーウェル・ベル韓米連合司令官は7日、「21世紀東北アジア未来フォーラム」での講演で「韓国軍による戦時作戦統制権の単独行使は2009年には可能だ。しかし韓国はまず、韓国が望む戦争の最終目標、有事の際の米軍の追加派遣の規模、国連司令部の新しい位置づけと役割について検討し、その内容を明らかにすべきだ」と語った。

 ベル司令官の指摘した検討事項の一つ目は、北朝鮮が韓国に侵攻した際、韓国軍の戦略目標として北朝鮮軍を休戦ラインの外に追いやることに主眼を置くのか、それとも挑発した北朝鮮政権を崩壊させ韓半島朝鮮半島)の統一を目指すのかを明確にすべきというものだ。

 二つ目は戦時作戦統制権の単独行使により韓米連合軍司令部が解体することになれば、それを基盤としていた国連軍司令部も名目だけの存在となるため、国連司令部を当事者とする停戦体制をどのように維持するのか検討すべきだというものだ。

 戦争が勃発した際に作戦を遂行するためには、戦略的な目標が明確でなければならない。また、これまで停戦体制を下支えしてきた国連司令部が解体した後の対応策も練っておく必要がある。その意味で、ベル司令官の指摘したこれら二つの内容は実にまっとうなものだといえる。

 しかしさらに重要なのは、北朝鮮が韓国に侵攻して戦争が勃発した際、韓国は米軍にどれほどの規模の追加派遣を望むのかという、三番目の項目だ。

 現行の韓米連合軍司令部体制では有事の際に発動する「作戦計画5027」により、5個航母戦団を含む艦艇160隻、戦闘機2500機、陸軍・海軍の兵士69万人を韓半島に追加派遣することが定められている。

 ベル司令官が質問している内容は、韓国が戦時作戦統制権を単独行使するとことになれば、米軍の役割は韓国軍を支援する補助的ものとなるが、だとしたら新体制での米軍の追加派遣規模を「作戦計画5027」に比べてどれ程度縮小してもよいのかというものだ。

 世界最強国の軍隊の役割を韓国軍の補助程度に格下げする以上、戦争が起きた際にこれまでと同規模の追加派遣を要請するわけにはいかない。もしも韓国側が厚かましくも以前と同規模の追加派遣を保証してくれと言ったところで、それが通る可能性はない。

 現政権は、米国の世界戦略の核心である米軍の戦略的柔軟性を在韓米軍にだけは適用しないよう求めた上、在韓米空軍に対する射撃訓練場の提供を遅滞させ、韓国外での訓練を余儀なくさせた。さらには戦時作戦統制権の単独行使を米国が阻んできたかのように見せかけ、単独行使への移行を主権回復のプロセスであるかのような政治宣伝を行ってきた。

 一方で現政権の関係者は、韓国側のこうした仕打ちにもかかわらず、在韓米軍は今後も残留して韓国軍を補助し、戦争が勃発した際には数十万人の米軍の若者がこの地に駆けつけ、命をかけて戦うと考えている。

 韓国政府の指導者は、反米主義者であると同時に、米国の慈愛を信じて疑わないという、世にもまれな思想の持ち主のようだ。

ソース・朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/10/20060910000000.html


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どうした?朝鮮日報!!

まともなこと書きやがって…(笑)


まあ、政府への厳しい批判を展開する『朝鮮日報』や『東亜日報』目の敵にされてるからね。



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